八ッ淵の滝(日本の滝百選高島)


その名の通り8つの淵が連なり、『日本の滝百選』にも選ばれている名瀑です。
それぞれ違った表情を持つ滝と、それを取り囲むようにして山ツツジやシャクナゲ、イワカガミなどの樹木が生い茂っています。
登山道について
コースは非常に道幅の狭い急斜面、ぬかるみ、岩場などがある登山道です。
ご利用いただだく場合は、登山靴、登山用の服装・装備が必要です。
- (注意)魚止の淵方面(魚止、障子、唐戸)のコースと、大摺鉢より上流(小摺、屏風、貴船、七遍返し)のコースは、岩場が崩落し大変危険です。滑落死亡事故も多発しております。大摺鉢以外のコースは通行していただけません。
- (注意)武奈ヶ岳へ登山される方は、大摺鉢で渡渉し、看板に従って広谷方向へ向かって下さい。貴船ヶ淵、七遍返し淵を経由するルートは岩場が崩落し大変危険ですので通行できません。
8つの滝の名称と特徴
七遍返し(しちへんがえし)淵
上から見ると、水流が七度転回して落ちていくように見えるといわれている。

貴船(きぶね)ヶ淵
八ツ淵の滝を代表する大滝。船の形をした淵の右方に「不動明王の岩があり、かつてはこの岩の前で雨乞いが行われたという。

屏風(びょうぶ)ヶ淵
別名・長瀬ともいい、周囲の岩石が屏風を巡らせた形に似ていることから命名された。

小摺鉢(こすりばち)
四方を数個の大岩が取り囲む摺鉢状の淵。広さは大摺鉢の約10分の1。

大摺鉢(おおすりばち)
60坪ほどの広さの摺鉢型。滝は傾斜した岩石の上を滑るようにして流れている。淵の大岩に彫られている「八徳」の元字は大正11年、現地を訪れた堀田知事が書き込んだものといわれている。

唐戸(からと)の淵
滝は中規模だが、細長い淵の水深は八ツ淵の滝の中でもっとも深いといわれている。

障子(しょうじ)ヶ淵
淵の周囲や底の岩石に、障子の桟に似た線が入っているのが特色。

魚止(うおどめ)の淵
アメノウオ(アマゴ)などの魚が上ることのできる最終地であるといわれることからこの名がついた。淵の水深は浅い。
- 【交通】JR湖西線近江高島駅から畑線鹿ヶ瀬道下車、徒歩約1時間半
または畑線ガリバー旅行村下車、徒歩約1時間(4月1日から11月30日の土曜・休日及び夏休み期間のみ)
(注意)駐車場はガリバー青少年旅行村駐車場横の、登山者専用駐車場をご利用ください。 - 【問い合わせ】高島市役所観光振興課 0740(25)8040
更新日:2023年04月20日