香害と化学物質過敏症について(ご理解・ご協力をお願いします)

更新日:2024年06月26日

香害をご存じですか

香害とは、合成洗剤や柔軟剤、化粧品などの香り付き製品に含まれる合成香料(化学物質)によって、さまざまな健康被害が誘発されることをいいます。近年では、この香害が原因となって、化学物質過敏症を発症する人もいます。

自分にとっては気持ちのよい「香り」でも、近くにいる人が困る原因になっていることがあります。周りの方への十分な配慮をお願いします。

 

 

知ってください!!その香り困っている人もいます

化学物質過敏症をご存じですか

化学物質過敏症とは、洗剤、柔軟剤、除草剤など家庭用品や化粧品などに含まれる、さまざまな種類のきわめて微量の化学物質に過敏に反応することにより、健康被害の症状が引き起こされるといわれています。

発症のメカニズムについては、まだ解明されていない部分があります。個人差はありますが、一度ある程度の量の化学物質にさらされると、それ以降は、ほんのわずかな量の物質にも過敏に反応するようになり、重症になると社会活動に支障をきたします。

日常生活の中にはさまざまな化学物質があるため、誰にでもこの病気になる可能性があります。

症状の例

粘膜刺激症状(目やのどの痛み、鼻炎)、皮膚炎、ぜんそく、動悸、下痢、便秘、異常発汗、不眠、不安、うつ状態、頭痛、発熱、疲労感など

原因となるもの
屋内

柔軟剤、香水、たばこ、洗剤、漂白剤、芳香剤、カビ、ダニ、ちり

防虫剤、建材、接着剤、ホルマリン、塗料など

屋外

ディーゼル粉塵、排気ガス、大気汚染物質、農薬、殺虫剤、除草剤

シロアリ駆除剤、花粉、動物の毛など

食べ物 食品、食品添加物、残留農薬

 

私たち一人ひとりにできること

化学物質過敏症は誰もが発症する可能性があります。身の回りの何気ないものが影響し、苦しい思いをしている方が周囲にいるかもしれません。多くの方に化学物質過敏症について知っていただくこと、ご家庭や職場、屋外においても化学物質をできるだけ減らすようにすることが必要です。

公共の場や人が集まる場では特に、香水や柔軟剤の使用について、周りの方々へのご配慮をお願いします。

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