電気火災にご注意下さい!
私たちの周りには電気製品などがあふれ、電気は私たちの生活の中でなくてはならない存在となっています。
しかし、使い方を誤ると火災につながってしまいます。
電気の使い方や火災に至る内容を理解して、電気火災を防ぎましょう!
電気火災の内容
過電流
電気コードには通してもよい電流の量が決められています。この決められている電流を超えて使用し続けると、電気コードが発熱し、出火する可能性があります。
分かりやすく言い換えると、ひとつのコンセントからいくつもの電気器具を接続する(たこ足配線)と、接続されている電気器具が動くように電流が送られます。そうなると、元のコンセントには、すべての電気コードに流れる電流がながれ、ものすごく負荷がかかることになり、その電気コードの能力を超えてしまうことになります。電気機器の消費電力やコンセントや延長コードの許容電流を確認し、定格容量内で使用しましょう。

トラッキング
プラグやコンセントを長い間使用したり、壊れたものを使用し続けると、トラッキング現象が起きたり、加熱し出火する可能性があります。プラグは定期的に乾いた布などで掃除しましょう。また、プラグに水がかかったり、湿気がついたりしないように気をつけましょう。

接触部過熱
配線または電気機器の接続部がゆるむと接触抵抗が増加することにより発熱し出火する恐れがあります。また、プラグの差込みが不十分な場合にも、プラグがはずれかけて接触抵抗が増加し発熱する恐れがあるので、プラグはしっかりとコンセントに差し込みましょう。

半断線
コードや配線がひっぱられたり、折れたり、踏まれたり、挟まれたりすることにより、配線の何本かが切断状態(半断線)になり、その部分が発熱し出火する恐れがあります。

コードを束ねること等による過熱
コードを束ねたままや、じゅうたん等の下に敷いた状態で使用すると、コードの熱の放散が悪くなり、過熱して出火する恐れがあります。

短絡(ショート)
電気コードの配線が劣化したり、傷がつくことなどにより、配線の両極(+と-)が直接電気的に結ばれてしまうと短絡(ショート)を起こして、出火する恐れがあります。
配線が古くなったり、傷んだりしている場合などは、短絡する恐れがありますので、新しいものに交換しましょう。

素人工事による出火
素人配線工事は絶対にやめましょう。配線の接続不良(接続がゆるい、誤接続する)などにより出火してしまう恐れがあります。
電気火災を防ぐポイント
- たこ足配線をしない。(許容電流を超えて電気を使用しない。)
- コンセントにほこりをためない。水をかけない。
- 電気プラグはしっかりと差し込む。コードを束ねて使用しない。コードをひっぱったり、強く折り曲げたり、踏みつけたりしない。
- 傷んだ電気コードは新しいものに交換する。
- コンセントにゆるみ、ぐらつきを感じたら修理をする。
- 電気機器の使用方法を理解し、間違った使い方をしない。
- 安全基準に適合(PSEマークが目印)した電気機器、コードを使用する。
更新日:2025年03月07日