高島市良知館

更新日:2023年08月17日

高島市良知館

広い駐車スペースがあり、クリーム色とオレンジを基調とした外壁の高島市良知館を正面に見た写真

高島市良知館

中江藤樹にまつわる作品が展示されている休憩所内の写真

休憩所

左側にクリーム色と茶色を基調とした建物、前方に古い木造の2階建ての建物が建ち、広々とした駐車スペースがある写真

駐車場

畳が敷かれた和室の中央に机と座布団が置かれ、左側に高座椅子と足置きがある管理室の写真

管理室

  • 所在地:高島市安曇川町上小川225番地1
  • 電話・ファックス:0740-32-4156
  • 開館時間:午前9時~午後4時30分
  • 休館日:なし(年中無休)

 国の史跡「藤樹書院跡」へ訪れた方の案内所兼休憩所として平成15年度に整備しました。
 休憩所・トイレ(障がい者用有り)・駐車場(5台)・管理室からなり、地元のガイドにより、日本陽明学の祖、中江藤樹の教えに気軽にふれられる場所です。

  • 入館料 無料
  • 交通 JR湖西線「安曇川駅」下車
     コミュニティバス船木線「藤樹書院前」下車徒歩すぐ

 詳しい地図は下記リンクをクリックしてください。

中江藤樹先生の肖像画

近江聖人・日本陽明学の祖

 中江藤樹先生は、関ヶ原の合戦の8年後、慶長13年(1608年)にこの世に生まれました。父母は農民でしたが、9歳の時に米子藩に仕える祖父の養子となって故郷を離れ、藩主の転封に従い、四国大洲に移った11歳の時、学問の道に進む志を立てました。

 勉学に励んだ先生は、同輩にも教えましたが、27歳の時、郷里で独り寂しく暮らしている母への思い止み難く脱藩、帰郷しました。その先生を慕って、多くの者が続々と教えを受けに小川村を訪れたのは、藤樹先生が人を惹きつける魅力に溢れた人物であったからでしょう。

 母に孝養を尽くしながら勉学に励んだ先生は、門弟を同士と呼んで共に学び、村人に分け隔てなく接して、人の道を説きましたが、慶安元年(1648年)、41歳の若さで生涯を終えました。

 先生は、わが国で最初に聖人と呼ばれた人で、王陽明の思想に共感し、自らの学問を築いたことによって、日本陽明学の祖とされています。

関連情報

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