高島市良知館

高島市良知館
休憩所
駐車場
平成15年度に、国の史跡「藤樹書院跡」へ訪れた方の案内所兼休憩所として良知館を整備しました。
地元ガイドのわかりやすい案内により、日本陽明学の祖、中江藤樹の教えに気軽にふれられる場所です。
- 開館時間:9時00分から16時30分まで
- 休館日:なし(年中無休)
- 電話・ファックス:0740-32-4156
場所
高島市安曇川町上小川211番地
交通
JR湖西線「安曇川駅」下車、コミュニティバス(船木線)で「藤樹書院前」下車、徒歩すぐ
安曇川地域時刻表:船木線(江若鉄道)2024 (PDFファイル: 3.2MB)
詳しい地図は下記リンクをクリックしてください。

近江聖人・日本陽明学の祖
中江藤樹先生は、関ヶ原の合戦の8年後、慶長13年(1608年)にこの世に生まれました。父母は農民でしたが、9歳の時に米子藩に仕える祖父の養子となって故郷を離れ、藩主の転封に従い、四国大洲に移った11歳の時、学問の道に進む志を立てました。
勉学に励んだ先生は、同輩にも教えましたが、27歳の時、郷里で独り寂しく暮らしている母への思い止み難く脱藩、帰郷しました。その先生を慕って、多くの者が続々と教えを受けに小川村を訪れたのは、藤樹先生が人を惹きつける魅力に溢れた人物であったからでしょう。
母に孝養を尽くしながら勉学に励んだ先生は、門弟を同士と呼んで共に学び、村人に分け隔てなく接して、人の道を説きましたが、慶安元年(1648年)、41歳の若さで生涯を終えました。
先生は、わが国で最初に聖人と呼ばれた人で、王陽明の思想に共感し、自らの学問を築いたことによって、日本陽明学の祖とされています。
更新日:2024年04月01日