藤樹書院(とうじゅしょいん)

更新日:2023年05月12日

正面に山門があり、入り口から奥に敷地が見え、左側には石碑や茅葺き入母屋造りの建物がある藤樹書院の写真

 中江藤樹が門弟や村の人達と勉学に励んだ教室は、茅葺き入母屋造りの書院で、慶安元年に彼がこの世を去る少し前に完成しました。明治13年の小川村大火で焼けましたが、遺品などは残り、明治15年に再建。大正11年には、国の史跡に指定されました。藤樹の命日9月25日には、儒式の祭典が今も昔と変わらず厳粛に行われています。

場所

高島市安曇川町上小川211番地

交通

 JR湖西線「安曇川駅」下車
 コミュニティバス(江若交通)船木線 「藤樹書院前」下車 徒歩すぐ

藤樹書院の年間行事

講書始め(鏡開き)(1月11日)

 藤樹先生の存命中からこの日に行われてきた行事。先生は「愛敬」の2字を揚げて門弟と供に「孝経」を読みました。それをしのんで参詣者一同が拝誦します。

立志祭(3月7日)

 藤樹先生の誕生日。11歳のとき「聖人学んで至るべし」と志を立てたことに因んで小学3年生が将来の夢を作文に託して参詣し、それを成人式に受け取ります。

常省祭(7月23日)

 中江家を継いだ三男弥三郎の命日。はじめ岡山藩に仕えて学校奉行を勤め、対馬藩でも学校奉行となって常省先生と慕われました。この日にも参詣者一同が「孝経」を拝誦します。

儒式祭典(9月25日)

 藤樹先生が亡くなったのは旧暦の8月25日。ひと月遅れの命日に儒式にのっとって厳かに執り行われます。

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