水難事故に備えて連携訓練を実施
令和5年7月に水難救助隊員18名と南部消防署の消防隊員が高島市安曇川町地先の琵琶湖で水難事故に備え連携訓練を行いました。
今回の訓練は、ジェットスキーが遊泳者を巻き込み転覆、2名の要救助者がいるという想定で行いました。
訓練では、現場に先着した消防隊員が素早く情報収集を行い、出動途上の水難救助隊と情報を共有し活動方針を決定。水難救助隊が現場到着し、溺れている要救助者を迅速に救助しました。さらに水に沈み行方不明となっているもう1名の要救助者を救出するため、目印を設定し潜水による救助活動を行いました。
今年はスタンドアップパドルボード(SUP)やカヌー、ボートによる事故、また川で人が流されるといった5件の水難事故に出動しています。
スタンドアップパドルボード(SUP)やカヌーは風の影響を受けやすいため、気象を確認し沖へ流されないようにご注意ください。
夏季には遊泳等で琵琶湖や川に入る機会が増えますので、水難事故に十分ご注意ください。
現場へ到着した隊員の様子
ロープを活用した救助活動の様子
潜水準備を行う隊員の様子
隊員を乗せ活動する救助ボートの様子
水難救助活動で使用する装備の紹介
隊員はウエットスーツを着用し、空気ボンベが装着された潜水器具を背負い潜水活動を行います。季節によって冷たい水の中で活動することがありますが、ドライスーツというスーツ内部に水が入らない潜水スーツを活用しながら365日水難救助事案に備えています。
ウエットスーツを着用する隊員
潜水器具を着用する隊員
ドライスーツを着用する隊員
救助ボート
更新日:2023年07月20日