令和4年度滋賀県原子力防災訓練に参加しました!

更新日:2023年03月31日

 令和4年11月6日(日曜日)に高島市と長浜市において令和4年度滋賀県原子力防災訓練が両市同日開催され、高島市消防団も参加しました。

 この訓練は、美浜町で震度6弱の地震が発生したことにより警戒事態が発生。

運転中であった関西電力株式会社美浜発電所3号機が自動停止し、外部電源が喪失。その後高圧注入ポンプの故障により、施設敷地緊急事態に進展。

さらに非常用炉心冷却装置の故障により全面緊急事態に至り、炉心損傷により放射性物質が放出。

長浜市内、高島市内のUPZ 内の一部地域において、空間放射線量率1時間あたり20マイクロシーベルト を継続して観測したため、長浜市内の伊香具・木之本・高時・富永・高月・古保利・七郷小学校区、高島市内の今津東小学校区に一時移転指示がでたとの想定で実施されました。

 高島市消防団からは今津第1分団が参加しました。

訓練のようすです。

消防団の車庫内で黄色の雨具を着ている消防団員の写真

まずは、配備されている雨具を着装し、消防団車庫に集合します。

全身白色の防護服に着替えている消防団員の写真

防護服に着替えます。

防具服を着用した4名の消防団員が消防車の傍に集まっている出動準備の様子の写真

防護服で出動準備です。

防護服を着用した消防団員が消防車に乗り込み出動していく様子の写真

出動のようす。

対象地域に屋内退避の広報と防犯パトロールを実施します。

高島高校の校門の先に防護服を着た消防団員が立ち、黄色の雨具を着た消防団員が校門に向かって歩いている写真

一時集合場所の高島高校

床に青色のビニールシートを敷いた体育館内で並んだパイプ椅子に雨具を着た方々が座り履物にカバーをつけている様子の写真

高島高校の体育館内のようす。

住民の皆さんは雨具+長靴にて一時集合場所の高島高校の体育館へ徒歩にて移動し、安定ヨウ素剤の説明と原子力防災講習会を受講されました。

駐車場に9台の輸送用のバスが停車して並んでいる写真

住民輸送用のバス

壁に高島B&G海洋センターと書かれた建物の駐車場に設置された「車両スクリーニング」と書かれた立て看板の横を消防車が通過していく様子の写真

スクリーニング場所(高島B&G海洋センター)

広報活動、防犯パトロールが終わると、車両および団員のスクリーニングと除染のため避難中継場所(高島B&G海洋センター)に移動しました。

頭にキャップを被りシューズカバーなどで全身を覆った2名のスタッフが防護服を着た消防団員が乗っている消防車の前に立ちスクリーニングを行っている様子の写真

スクリーニングのようす

防護服を着た消防団員が駐車場を右方向へ向かって歩いている写真

活動団員のスクリーニングへ移動します

防護服を着た消防団員が青色のシートの上で防護服を脱いでいる様子の写真

防護服の脱衣

スクリーニング待機場所と書かれた立て看板の手前に設置された透明のビニール袋で覆われたパイプ椅子に消防団員が座っている写真

待機場所

赤色のキャップにユニフォームを着たDMATの方々が救護所と書かれた立て看板の周囲で待機している様子の写真

DMATの皆さんも待機されていました。

頭にキャップを被りシューズカバーなどで全身を覆ったスタッフが見ているなかゲートに立っている消防団員がスクリーニングを行っている様子の写真

スクリーニング中

1人ずつスクリーニングし、放射性物質が付着してると除染という流れでした。

このあと、住民の皆さんもスクリーニングと除染を受けられ、避難受け入れ先である大津市までバスで移動され、訓練終了となりました。

原子力災害ではまずは屋内退避ということが大事です。

訓練では、発災したときの手順と実際の活動が確認でき、大変参考になりました。

お疲れ様でした。

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