令和4年度滋賀県原子力防災訓練に参加しました!
令和4年11月6日(日曜日)に高島市と長浜市において令和4年度滋賀県原子力防災訓練が両市同日開催され、高島市消防団も参加しました。
この訓練は、美浜町で震度6弱の地震が発生したことにより警戒事態が発生。
運転中であった関西電力株式会社美浜発電所3号機が自動停止し、外部電源が喪失。その後高圧注入ポンプの故障により、施設敷地緊急事態に進展。
さらに非常用炉心冷却装置の故障により全面緊急事態に至り、炉心損傷により放射性物質が放出。
長浜市内、高島市内のUPZ 内の一部地域において、空間放射線量率1時間あたり20マイクロシーベルト を継続して観測したため、長浜市内の伊香具・木之本・高時・富永・高月・古保利・七郷小学校区、高島市内の今津東小学校区に一時移転指示がでたとの想定で実施されました。
高島市消防団からは今津第1分団が参加しました。
訓練のようすです。
まずは、配備されている雨具を着装し、消防団車庫に集合します。
防護服に着替えます。
防護服で出動準備です。
出動のようす。
対象地域に屋内退避の広報と防犯パトロールを実施します。
高島高校の体育館内のようす。
住民の皆さんは雨具+長靴にて一時集合場所の高島高校の体育館へ徒歩にて移動し、安定ヨウ素剤の説明と原子力防災講習会を受講されました。
広報活動、防犯パトロールが終わると、車両および団員のスクリーニングと除染のため避難中継場所(高島B&G海洋センター)に移動しました。
活動団員のスクリーニングへ移動します
DMATの皆さんも待機されていました。
1人ずつスクリーニングし、放射性物質が付着してると除染という流れでした。
このあと、住民の皆さんもスクリーニングと除染を受けられ、避難受け入れ先である大津市までバスで移動され、訓練終了となりました。
原子力災害ではまずは屋内退避ということが大事です。
訓練では、発災したときの手順と実際の活動が確認でき、大変参考になりました。
お疲れ様でした。
更新日:2023年03月31日