スマートフォン等からの緊急通報機能について

更新日:2023年09月14日

自動で119番通報する機能とは?

一部のスマートフォンやスマートウォッチには、車の事故に伴う衝撃を検出し、自動で119番通報される機能や電源ボタン等を操作すると簡易的に119番を発信できる機能が搭載されており、利用者が意図せずに通報している事例が多数発生しています。

衝突事故を検出する機能の場合

スマートフォンやスマートウォッチには車が衝撃を受けた場合に、車内のスマートフォン等が衝撃事故を検出する機能が搭載され、初期設定で有効になっているものがあります。

スマートフォン等の端末が衝撃を検出すると、警告音を発し、端末画面に20秒間警告が表示され、利用者がキャンセル等操作しない限り、自動的に119番に発信されます。

消防機関に通報が入ると、音声メッセージによる自動通話が行われ、衝撃を検出した場所の緯度経度が再生されます。

車による感知事故イラスト

電源ボタン等を操作し119番を発信する場合

電源ボタンを5回押すなどの簡易的な操作によって、端末の設定に基づき119番通報が発信されます。

(端末によって操作方法などの仕様にそれぞれ違いがあります。)

電源ボタン等を操作すると簡易的に119番を発信できる機能の場合

事故以外にも

車の衝突事故以外にも、状況によっては、この衝撃の検出により119番に発信することがあります。

例 : 「スキーやスノーボード中に転倒した」 「誤ってスマートフォンを落とした」 等

スキー等による衝撃感知イラスト

救急車や消防車が必要ないのに119番通報が発信されたときは?

119番通報を受けた消防本部では、通報者から通報内容を確認できない場合、「かけ間違い」か「意識を失った」のか判断できません。通報内容を確認するため、発信元に折り返し電話をすることや、119番通報がされた際に共有される位置情報をもとに、発信場所付近に救急車等で向かい、倒れている人がいないかなど通報者の捜索を行うことがあります。

救急車等が必要でないのに119番が発信された場合は、電話を切らずに119番を受けた消防職員に「怪我や事故ではありません。救急車・消防車は必要ありません。」とお伝えください。

また、電話を切ってしまっても、すぐに消防本部から折り返し電話をしますので、必ず折り返し電話に出て救急車等が必要かどうかをお伝えください。

スマートフォンの緊急通報設定の確認をお願いします

警告の表示や自動で119番を発信する機能の設定状況は、次の方法で確認することができます。

・iPhoneの場合

1.設定Appを開きます。

2.〔緊急SOS〕をタップします。

3.自動発信機能である〔激しい衝突事故後に電話〕で設定、確認できます。

(iPhone14以降)

4.緊急通報の方法の設定、確認ができます。

 

・Androidの場合

1.設定Appを開きます。

2.〔緊急情報と緊急通報〕⇒〔緊急SOS〕をタップします。

3.設定を選択します。

4.緊急SOSの操作を選択し、オン、オフの確認、設定ができます。

通信指令室の消太くんが119番の通報を知らせる赤ランプが点灯し指さしているイラスト

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