令和4年度実施 高島市協働提案事業 『安心な移住定住への橋渡しを担う「関係案内所potopoto」整備事業』
ここでは、令和4年度実施の協働提案事業『安心な移住定住への橋渡しを担う「関係案内所potopoto」整備事業』を紹介します。
行政提案型事業 ≪継続≫
安心な移住定住への橋渡しを担う「関係案内所potopoto(ポトポト)」整備事業
- 活動主体
- 【市民団体】 大溝の水辺景観まちづくり協議会
- 【担当課】 市民協働課定住推進室
- 補助金額
500千円
現状・課題
高島市では、例年、約300人の転出超過があり、特に若者の加速的な人口減少が進んでいます。しかし、コロナ禍のリモートワークやテレワークの推進を背景に若い世代の移住も増加傾向にあり、世帯主が40歳未満の世帯の移住件数も2倍となっています。そして、40歳以上の世帯を加味しても1.4倍と大幅に増加しています。また、市の定住相談窓口では、相談が年間約200件あり、住まいや仕事、育児に関すること、地域情報に関することなど多岐にわたる相談を受け付けています。
事業目的
「観光」から「移住」までをカバーした情報の提供と、市の移住定住相談窓口と連携しながら移住相談および空き家活用相談に対応できる「関係案内所potopoto」の整備・運営を行います。
事業内容
- 「関係案内所potopoto」の運営、拡張
- 移住・空き家活用相談の受け入れ(随時)
- 「関係案内所potopoto」での出張移住相談会の開催
- potopotoパートナー、クルーの発掘
- potopotoパートナー(移住に近い目的の来訪者を対象とした協力者)の発掘
- potopotoクルー (観光に近い目的の来訪者を対象とした協力者)の発掘
- 市外に向けた周知
- 「高島で暮らそう」とリンクするページの作成
- 市公式SNSで上記ページについての告知
それぞれの役割
- 【市民団体の役割】
- 関係案内所の整備
- 事業協力者と連絡調整、意見交換
- 【市の役割】
- 移住・空家活用相談応対
- ホームページ作成
- 出張移住相談会の調整、実施
事業に関するQ&A
質問1.どんな取り組み?
高島市では、若者の都市部流出などを原因とする、加速的な人口減少や少子高齢化が大きな問題となっています。その一方で、観光をはじめとする多様な目的のもと、多くの人が高島市に訪れています。
移住促進対策において、移住を考える前段階からのアプローチは重要で、「観光」と「移住」は切り離せないものとして認識する必要があります。しかし、市の移住定住相談窓口は、移住定住を前提とした相談場所というイメージが強く、気軽に情報収集したい方にとっては少しハードルが高いようにも思われます。そこで、「観光」と「移住」が地続きのものとして、観光客が観光情報を入手するのと同じような感覚で、地域に密着した生活情報も一緒に入手でき、相談できる場所を市内各所に整備することを目指して活動に取り組んでいます。
質問2.「potopoto(ポトポト)」って何?
「potopoto(ポトポト)」は、窓口の愛称として、船が着く港port(ポート)と、手紙などで人の思いをつなげるpost(ポスト)を合わせた造語です。
高島市に移住を希望する方や、空き家を活用したい方たちの希望を適切な場所・人へとつなぎ、豊かな暮らしへと導いていきたいという思いがこもっています。
質問3.期待できる効果は?
移住定住の相談(始めは業務の一部から)を市民団体が行うことにより、移住者の受け入れを市だけが行うのではなく、市民一人ひとりが行っていくものという意識のきっかけづくりにすることが期待できます。そして、移住された方の体験談など気軽な相談から始めることでより移住につなげやすくなると考えています。
市と市民団体が一体感をもって取り組むことにより、高島市が移住者の受入れをに前向きな町であることのPRや、移住希望者にとって安心して相談できる体制の構築ができることを期待しています。
更新日:2023年03月31日