新ごみ処理施設整備に向けた取組について

更新日:2026年08月20日

1.これまでの経過

   本市の一般廃棄物中間処理施設である高島市環境センターの後継処理施設の在り方については、平成27年12月に検討委員会から答申を受け、近隣市と広域処理に向けた協議が行われましたが、各市の施設更新計画が進捗していた状況から断念せざるを得ず、平成29年6月に新ごみ処理施設(以下、「新施設」といいます。)を市単独で移転新設する方針となりました。

   並行して、老朽化および維持管理面の課題から平成30年2月末にガス化溶融炉を停止し、以降、本市の燃やせるごみは、三重県伊賀市の受け入れ承認を得たうえで、同市に所在する民間事業者へ委託処理している状況が続いています。将来にわたり安定的、効率的で持続可能なごみの適正処理体制を確保するためには、近隣市の施設での処理も困難なことから、新施設を整備することが課題となっています。

   このため、2回の建設候補地公募を経て、令和4年12月に安曇川町田中(泰山寺)地先を建設予定地として決定しました。新施設の整備については、外部有識者等からなる建設検討委員会への諮問と調査審議を経て、令和6年2月に基本計画の策定、同年3月に建設予定地の土地の取得という経過となっています。

  現在、令和11年度末の焼却施設稼働を目指し、近年の社会情勢の変化により資材価格や労務費が高騰している状況や市の厳しい財政状況を鑑み施設規模の見直しや付帯施設の簡素化による削減に努めるとともに、周辺地域との合意形成を図りながら、新施設整備に向けた取組を進めています。

2.基本方針

1)安全・安心かつ安定的に処理が可能な施設

安全性・信頼性の高いシステムを選定し、安心かつ安定した処理ができるとともに、災害発生時にも安定的な処理が継続できる強靭性と災害時に発生する廃棄物の処理が可能な施設とする。

2)環境に配慮した施設

最新の公害防止基準を導入し、周辺環境への負担を低減するとともに、ごみの処理で発生したエネルギーを効率的に回収利用できる施設とする。

3)地域に貢献し、親しまれる施設

地域の田園風景に十分配慮した施設デザインとするとともに、施設見学や環境学習等を通じ、市民が気軽に来場できる施設とするとともに、災害発生時には地域の防災拠点として貢献できる施設とする。

4)経済性に優れた施設

将来の設備機器の延命化も視野に入れ、発注方式や管理・運営での選定により、建設費を含めライフサイクルコストの縮減に努める施設とする。

3.施設整備概要

〇建設場所:高島市安雲川町田中(泰山寺)地先 約4.3ha

〇施設規模:焼却施設          ストーカ式焼却炉 39トン/日(19.5トン/24時間×2炉)

                 リサイクル施設 破砕系(粗大ごみ)7トン/日

                                     資源系(資源ごみ)5トン/日

                                                          計 12トン/日

〇事業方式:設計・建設および運営(20年間)を一括発注するDBO方式

〇事業期間:整備期間 令和8年12月から令和14年3月まで(焼却施設は令和12年2月まで)

                 運営期間 令和12年3月から令和32年3月まで

4.新ごみ処理施設整備全体スケジュール

5.新ごみ処理施設整備工事の進捗について

6.基本計画からの主な変更点

○施設規模の見直し

   人口推計およびごみ排出量実績を最新に見直し、環境省通知に基づき1炉当たり稼働日数設定を280日から290日に延長するなどにより施設規模の見直しを行いました。

    焼却施設   変更前 43トン/日(21.5トン/24時間×2炉)

                   変更後 39トン/日(19.5トン/24時間×2炉)

○設備の見直し

  余熱利用設備や展望温浴施設、ロードヒーティングをとりやめ、簡易な温浴施設や展望施設に見直すなどの検討を行いました。

○その他事業費削減案

  管理棟と焼却施設棟の合棟や、洗車棟、車庫棟を建屋内に収めることを可とすることとしました。