MEセンター

病院内には非常に多くの医療機器があり、現代の医療においては必要不可欠なものです。MEセンターは患者様に安心・安全な医療を提供できるよう医療機器の操作や保守点検、多種多様な支援業務を行っています。 当院では9名の臨床工学技士が多くの部門をローテーションしながら業務にあたっています。
医療機器管理業務

病棟から手術室・血管造影室まで取り扱う医療機器は非常に多く、医療機器管理システムには約100種類1000台以上の医療機器が登録されています。医療機器の貸出返却を行ったり、日常点検や定期点検の計画と実施を行っています。機器のトラブル発生時の対応や修理、医療機器の研修会を開催なども重要な業務の一つです。
血液浄化業務

血液浄化センターでは維持透析及び各種血液浄化療法を行っています。ベッド数は30床で必要時には病棟に出向いて、各種血液浄化療法を行っています。医師、看護師と共にチーム医療を確立し、患者様に安心していただける透析医療を提供できるよう努めています。近年では放射線科と協力し、エコーによるシャント管理・穿刺に力を入れています。
手術・心臓カテーテル支援業務

手術や検査が安全に行えるように医療機器の準備や点検、操作を行います。地域唯一の救急病院である当院ではこれらの医療機器の管理は重要な業務です。当院にはICUのような治療ユニットはありませんが、同様の医療が提供できるように努めています。また医療機器を装着しての転送が必要な場合には救急搬送に同乗します。定期的な担送訓練やグループワーキングによって、命を救い、命をつなぐ医療に尽力しています
地域貢献

市内4か所の消防署に出向き、救急車両に搭載された医療機器の定期点検を請け負っています。今後は「地域医療連携推進法人 滋賀高島」を通じて他院の臨床工学技士との連携を強化し、暫定的な医療機器の共有や有事の際の医療機器管理や透析医療の確保に努めるための展開を図っていく予定です。
更新日:2023年03月31日