定例会見(令和7年10月23日)
日時:令和7年10月23日(木曜日) 午後3時30分~
場所:高島市役所新館3階会議室7
所感ということで、皆様にご挨拶を兼ねて申し上げたいと思います。
まず先日「わたSHIGA輝く国スポ・障スポ」のうち、国スポが閉会し、滋賀県が天皇杯・皇后杯ともに獲得されるという快挙を44年ぶり達成したということで大変喜ばしいと思っております。高島市在住、出身の選手も大変活躍され、高島市としても大変素晴らしい大会であったと思っております。改めて関係者の皆様には、今大会の開催にあたりまして、多大なるご協力もいただき、盛り上げていただきありがとうございました。こういった機会を活かし、高島市としてもスポーツを活かしたまちづくりの重要性を改めて認識し、進めてまいりたいと思いました。それも含めて今後の高島市のまちづくりをどのように進めていけばいいのかという部分につきまして、想いを申し上げたいと思います。
皆さまご存知のように、高島市は人口減少であったり、財政が厳しいということで歳出の削減をしていかなければなりません。公共施設なども老朽化しており、非常に厳しい状況ではございますが、自然資源であったり、人的資源が豊富であると思っております。よく「高島市はポテンシャルが非常に高い」ということを申しておりますが、こういった厳しい中でこのポテンシャルをどのようにして活していけばよいかということについて考えますと、よく「官民共創」もしくは「産官学共創」とも言われておりますが、行政だけでなく、民間事業体、あるいは大学等の教育機関と共創してまちづくりを推進するということについて、高島市は最も適していると思いますので、この官民共創まちづくりということをこれから前面に打ち出していきたいなと考えているところです。そういった考え方をもとに庁内でも議論を進めているところでございます。
この官民共創でございますが、共創とは、どちらかが要望するということではなく、共に創り上げていくという考え方であると思っております。これまでの市民または民間事業者様の取り組み、取り組もうとされていることと行政の施策を繋いでいく。民間だけではなく様々な主体の取り組みと、行政の施策を繋げていくことで、新たな価値、新たな仕事が生まれるなど、まちの活性化が図られていくという考え方でございます。この考え方に基づいて、これから官民共創まちづくりのいくつかの具体的なプロジェクトを立ち上げていきたいと思っており、それについても議論をしているところでございます。プロジェクトを従来のように行政が進めるのか、、民間事業者や、既存の団体が進めるのかということよりも、プロジェクトごとに官民共創の体制を作って、推進していくことにより今までにはなかった取り組みができ、新たな仕事、賑わいが生まれると考えております。本日は具体的なプロジェクトまで申し上げる段階ではございませんが、皆様のご意見をいただきながら、来年度に向けてしっかり始められるように取り組んでいきたいという想いを最初に申し上げさせていただきます。
更新日:2025年10月23日