足半祭
足半祭(あしなかまつり)は、安曇川町上古賀・下古賀の氏神である熊野神社の祭礼です。5月3日の祭礼当日は、祭列が両地区から出発し、途中、壮年の配役が羽織袴姿で刀と扇子をもって踊る中踊りが行なわれます。そして双方が両地区の境目に来ると、長袖衆と呼ばれる一行が前面に出てにらみ合いのまま対じします。その後双方が一斉に土下座をして交礼します。これは、一説によると、両地区のかつての境界争いの出遭いの場面を表したものともいわれ、集落の歴史を人々の演技で伝えるという、大変珍しい祭礼として知られています。市の無形民俗文化財にも指定されています。

開催日:2008年5月3日
更新日:2023年03月31日