竹馬祭

更新日:2023年03月31日

頭に陣笠をかぶり紺かすりの着物を着て、 桐の木の馬頭に竹をさした竹馬にまたがっている人々の写真

竹馬祭

 竹馬祭(たけうままつり)は、5月3日に新旭町の今市地区、5月5日に辻沢地区で行われています。
高島市指定文化財に指定されています。

 今市の竹馬祭は、少彦名命(すくなひこなのみこと)を祭神(さいじん)とする佐々木神社(ささきじんじゃ)の例祭であり、辻沢の竹馬祭は、仁徳天皇(にんとくてんのう)を祭神とする若宮八幡社(わかみやはちまんしゃ)の例祭です。辻沢の若宮八幡社は定置されたお社はなく、神殿は高さ60センチメートルほどで、子ども2人で楽々と持ち運ぶことができます。祭りの当日に「山橋」と呼ばれる清浄の地に移されます。

 この祭りは大荒比古神社(おおあらひこじんじゃ)の例祭である七川祭(しちかわまつり)のこども版ともいわれていて、子どもが馬のかわりに竹馬にまたがって流鏑馬(やぶさめ)などの神事を奉納(ほうのう)します。

 竹馬は20センチメートルほどの桐(きり)の木で頭をつくり、これに黒く染めたたてがみをつけ、手綱をつけます。

今市の竹馬祭のいわれ

 一説には織田信長との戦いのときに清水山城から男が出たため、残ったおんな子供が竹馬に乗ってぐるぐる回ることによって、清水山城にまだ兵が残っていると見せかけ、敵を追い払ったのがはじまりともいわれています。

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