「学校に行けない」不登校のお悩み

更新日:2024年07月16日

不登校と子どものサイン

 不登校は「子どもが学校や勉強を嫌がって学校に行かない」というような単純な事ではありません。不登校は中学1年時に大きく増加します。この時期は、学習内容や方法、新しい人間関係などで環境が変わるとともに、思春期特有うの不安定な時期でもあります。

 不登校になる前に、多くの子どもは、ちょっとしたサインを出しています。どうか気づいてあげてください。そして、早めに学校や関係機関に相談してください。

不登校の早期発見チェックポイント

・朝起きるのが遅くなり、布団からなかなか出てこない。

・着替えやトイレに必要以上に時間をかける。

・朝食の時、表情が暗かったり、食が進まなかったりする。

・登校時間になると、頭痛、腹痛、発熱などを訴える。

・月曜日や休み明けなど、特定の曜日に学校に行きたがらない。

・夜遊び、夜更かしが増え、朝起きられないことが多くなる。

・学校や勉強のことを言うと、ふどく不機嫌になる。

・部屋に閉じこもりがちになる。

・わざと憎まれ口をたたいたり、嫌がることをするようになる。

 子どもが不登校になった時、親は悩みます。しかし、一番しんどい思いをしているのは、その子自身です。子どもに気になる症状が出た場合、まずは目一杯関わってあげてください。そして、遠慮なくご相談ください。相談内容などの秘密は厳守します。

市内の子どもに関する相談機関

こども家庭センター 0740(25)8517

 子育てや子どもの発達・問題行動、夫婦間の暴力など家庭に関する相談に応じています。

少年センター 0740(25)8555

 同年齢の集団や学校での生活になじめず、学校に行けなくなったり、進路変更をした少年の相談を受け、 個別対応をしながら少年の目標や希望に沿った支援をしています。

 支援プログラムに取り組む少年の様子から、個人差はありますが、確実に変化をしていく姿を私たちは知っています。支援の仕方を少し変えることで、理解できることや行動を起こすことが出来るようになることは、学校等でもすでに実践されています。しかし、子どもに関わる全ての人が子育ての場において、もう一工夫することで、子どもの可能性をより引き出せるようになるのではないかと思っています。

 

  • 自分探し支援プログラム
    • 自分自身を見つめ直そう!
    • 自分の目標を見つけよう!
  • 生活改善支援プログラム
    生活のリズムをととのえよう!
  • 家庭支援プログラム
    お互いの悩みを共有しよう!
  • 就学支援プログラム
    • 今の自分に必要な学力を身につけよう!
    • 自分の目標に向かってがんばろう!
  • 就労支援プログラム
    • 基本的な実力を身につけよう!
    • 技能や資格取得に向かってがんばろう!
    • 目標とする職業を見つけよう!

教育相談・課題対応室 0740(25)8557

 小中学校では、「不登校はどの児童生徒にも起こり得るものである」という視点に立って、不登校問題に適切に対応できる学校づくりに取り組んでいます。お子さまの気になる様子に気づかれましたら、早めに学校や課題対応室に相談ください。

教育支援センター「スマイル」 0740(22)5080

 学校に行きたくても行けない子どもを対象に、不安や悩みの相談や集団での体験活動、基礎学力の補充などを通して、学校生活への復帰や社会的自立を支援するための施設です。不登校でお悩みの方は、ご相談ください。

開所時間

●月・水・金曜日 9時00分~14時00分

●火・木曜日 9時00分~12時00分

不登校のゴール。新しいゴール。

 不登校のゴールって、なんだと思いますか?
 一番大事なことは「学校に行くこと」ではなく、「子ども自身が行こうと思えること」です。なぜなら、不登校の子どもたちは「学校に行かないのではなく、行けない」状態にあるからです。

 新しいゴールの小さな目標例

・子どもとゆったりした気持ちで過ごす。
・一緒にご飯を食べる。
・笑いがある家庭にする。
・朝8時までに起きられる生活にする。 など

一緒に考える機関があります。ご相談ください。

関連情報

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〒520-1521
滋賀県高島市新旭町北畑45番地1
電話:0740-28-7830
ファックス:0740-25-8071
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