高島市朽木浄化センター 汚泥流出事故 再発防止の取り組み

更新日:2023年03月31日

 高島市朽木浄化センターにおきまして、一部汚泥が流出・沈殿していることが判明いたしました。

 現地におきまして、放流水路に沈殿している汚泥の除去等一級河川安曇川への流出を防止する等の応急対策を行い、原因究明のための調査や水質検査を行ってまいりました。
 これまでに採取いたしました浄化センターからの放流水ならびに一級河川安曇川の水質検査結果では、いずれの項目ともに基準値内の水質を維持し、特段の問題は生じていないことを確認したところであります。

 また、現時点における調査結果から、本事案の原因は平成23年頃より、当該施設への汚水受入れに際しての流入水質基準のうち、浮遊物質量(SS)や生物化学的酸素要求量(BOD)等の値が施設管理基準を超過していたことが判明いたしました。本来であれば、毎月実施しております流入水質の調査結果により速やかな原因究明と必要な対応を講じなければならないところですが、これまでの間、具体的な対応を講ずることなく、今日まで放置してきた事実を確認いたしました。
 さらに、当該施設内の一部の機械設備が故障し、機能不全の状況であることを認識していたにもかかわらず、改修等の必要な措置を講じてこなかったことも判明したところであります。

 私といたしましては、事案の報告を受けた際、本事案の経緯がにわかに信じ難く、就任以来幾度となく、事務事業の総点検を指示いたしますとともに、3年前に発覚いたしました環境センターのダイオキシン類超過事案の教訓が未だ生かされていない現実に直面し、誠に断腸の思いであります。

 今後の対応につきましては、当該施設の必要な改修を急ぎますとともに、施設へ流入する汚水の水質基準の超過原因を特定し、必要な対応を講じて参ります。

 これまでから、こうした不祥事事案が発生するたびに、コンプライアンス意識の徹底や研修強化等の再発防止策を講じてきたところでありますが、未だにこのような事案が発生する事態を踏まえれば、これまでのような再発防止策ではなく、抜本的な対策が必要であると痛感しているところであります。

 あらためまして、市民の皆様に、心からお詫び申し上げます。

 平成29年8月3日 高島市長 福井 正明

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