認知症とは

更新日:2023年11月29日

認知症とは、一度正常に発達した脳が何らかの原因で、記憶力や判断力などに障害が起き、日常生活がうまく行えなくなる状態を言います。

認知症を引き起こす主な疾患

認知症は原因となる病気により特徴があります。代表的な4つの認知症。

認知症の種類、原因、特徴等について
種類 原因・状態 症状・特徴

アルツハイマー型認知症

脳の細胞が委縮して働かなくなり、ゆっくりと進行していきます。 最近の出来事を忘れてしまう。
時間や場所がわからなくなる。
比較的社会性が保たれているため周囲が気が付きにくい。
脳血管性認知症 脳梗塞や脳出血などの病気が原因で発症は急激な場合と緩やかな場合があります。 障害を受けた部位によってできることとできないことが入り混じる。
動作や思考が遅くなるため実際以上に能力が落ちているように見える。
やる気や活気がなくなりやすい。

レビー小体型認知症

レビー小体という物質が脳に多くたまることで認知症の症状やパーキンソン症状があらわれます。 症状の良い時と悪い時の変化が大きい。
幻視(存在しないものが見える)
手足の震えや筋肉のこわばり、動きの鈍さ、小刻み歩行。
前頭側頭型認知症 脳の前の部分(前頭葉)と横の部分(側頭葉)の萎縮が大きく、初期には記憶障害が目立ちません。 同じものを食べるなど、同じ行動を繰り返し、制止しようとすると混乱する。
周囲の状況に無頓着に行動する。
性格の変化が出やすい。

 

「加齢による物忘れ」と「認知症による物忘れ」の違いについて

〇加齢による物忘れ

経験したことが部分的に思い出せないことや、目の前の人の名前が思い出せない。何を食べたか思い出せない。等が挙げられ、自分が体験したことは覚えており、自分が忘れているという事実に対しては自覚があります。

〇認知症による物忘れ

経験した全部を忘れる。目の前の人が誰なのか分からない。食事をしたことを忘れる。等といったように、体験したこと自体を忘れてしまうので、認知症による物忘れでは、何度も同じことを聞いたりすることがあり、日常生活に支障をきたすことがあります。

 

老若男女7人が手を繋いで輪になっているイラスト

認知症セルフチェック表

認知症について不安に感じることはありませんか。心当たりがあるか、チェックしてみましょう。

【6項目以上に心当たりがある方】

このチェック表だけで認知症かどうか診断することはできませんが、かかりつけ医や地域包括支援センター等にご相談ください。

認知症 みんなの笑顔で 支えよう!のチラシ

この記事に関するお問い合わせ先

〒520-1592
高島市新旭町北畑565
電話:0740-25-8150
ファックス:0740-25-8054
高齢者支援課へのお問い合わせ