定例会見(令和元年11月20日開催)WEB市長室

更新日:2023年03月31日

日時:令和元年11月20日(水曜日) 午後3時30分~
場所:高島市役所 新館3階会議室7
 

座って会見を行う市長が誰かに問いかけてる様子の写真

 先ほど市議会の全員協議会におきまして、提出する案件のご説明が終わりましたので、その内容も踏まえて、この機会に私の方から報告をさせていただきます。

 まず、先月、そして今月と、令和の時代を迎える中で、皇室の諸行事としての、即位礼正殿の儀、あるいは大嘗祭が行われて、滞りなくそうした儀式が執り行われたところでもあり、これからの新しい令和の時代の中で、高島市政においても、色々と課題がございますが、平穏な時代を迎えられればと、あらためて実感しているところでもあります。

 そういう中で、先週14日に防衛省の陸上幕僚監部広報室の方から、12月1日から13日までのおおよそ2週間、日米共同訓練が饗庭野演習場で開催されるという概要の公表がなされました。今回は、オスプレイMV-22を用いた訓練ということでございまして、当饗庭野演習場でのオスプレイを用いた訓練は、3回目を迎えることとなりますし、その日米共同訓練そのものも、昭和61年から数えて17回目を迎えることになります。これまで、その日米共同訓練の実施に際しては、特段の問題もなく推移をしてきたところでありますが、近年複数件の不祥事案が頻発をしているという状況の中で、周辺地域の皆様はもとより、市民の皆様も、自衛隊の演習に関しまして、ご不安をお持ちいただいているという状況も踏まえまして、一昨日は、陸上自衛隊今津駐屯地の司令、そしてその後、近畿中部防衛局の局長、併せて、中部方面総監部の野澤総監にも直接お会いし、安全要請をし、昨日は、防衛本省に寄せていただきまして、副大臣、事務次官、官房長、防衛装備庁長官、あるいは審議官、陸幕副長、統合幕僚長をはじめ関係各位に安全要請をさせていただきました。とりわけ、訓練時間は、朝の8時から夜20時までとするということについては、防衛省としてもしっかりとその時間内で訓練を終えるようにするということを、口頭ではありましたが、お答えもいただいておりますし、併せまして特に、オスプレイの飛行ルートについては、事前に可能な限り地元自治体にお示しをいただきたいという要請もさせていただきました。ただこれは、米軍の運用上のテーマでありますが、引き続き、今後も強く米軍側に要請するというお答えでありました。また、万が一、日米共同訓練で不測の事態等が起こった場合は、これはすべて、日本政府が責任を持つということでありますし、これは当然のことでございますし、重ねて安全管理の徹底を要請してきたところであります。

 今日は、全員協議会に、12月議会で提案をさせていただきます関係予算なり、あるいは条例案等について説明させていただきました。その関係資料は皆様のお手元に届いていることかと思いますが、その中で、報告事項について、1、2点、この機会にご報告をさせていただきます。

 まず、国民健康保険税の改正であります。これは、税率の引き下げでございます。で、資料をお持ちであればお目通しをいただければと思いますが、私が就任をしたときは、一般会計から繰り出しをして、事実上赤字補填を合併以来し続け、事実上、国民健康保険財政が破綻をしていると言ってもいいような状況でもありました。大変市民の皆さんにご負担をおかけしたところでありますが、平成27,28の2か年で、税率の引き上げをさせていただいて、そして平成30年度から、県全体で国民健康保険の広域化がなされて、結果的に高島市にとっては広域化のメリットが一定働きまして、ようやく、国民健康保険の黒字決算となりましたので、ついては、できるだけ弾力的な運用をしたいということで、来年度の国民健康保険税につきましては、平均するとマイナス3.4%の引き下げをこの議会に提案をさせていただこうという運びになったところでもあります。

 それからもう1点、海東県議会議員に対する不適切な発言に対する厳重抗議であります。これは、去る、9月の県議会におきまして、海東県議会議員が高島市民病院に関します一般質問の中で、災害が発生した時の医療の体制についての質問のようでありましたけれども、『普段から、麻酔科がいない中で、盲腸ですら日赤に搬送している現実』と、こういうことを県議会の場で、しかも、地元に精通されているであろう県会議員がこれをおっしゃって、これが議会の議事録に残ってしまったということで、病院関係者は大変なご立腹でありまして、私もにわかには信じがたい状況でありましたので、県議会のネットの録画がございますので、調べさせてもらったら、その通りの発言がございまして、これはもう、言葉を失ってしまうような衝撃でもありました。これまで、病院の産科、あるいは今年4月にようやく就任いただいた泌尿器科の医師確保には、本当に、県あるいは関係医科大学の医局に、何度も寄せていただいて、医師確保に努めてきたところでありますし、その様な状況の中で、そういうことをおっしゃったということは、極めて遺憾でありますし、麻酔科もいないというのはとんでもない話でございまして、常勤も非常勤も合わせた体制でございますし、そういうことからしますと、これはもう、病院側がどうしても厳重抗議をするということでしたので、私としては、やはり、市民の皆さんに、そういう間違った情報が伝わって、そして、高島市民病院に対する信頼を確保するうえでも、明確にしていただく必要があるということで、病院長名での厳重抗議文の発出には異論は挟まなかったところでもあります。後日、謝罪の文書が出てきたようでありますけれども、また次の県議会で、質問内容、発言の取り消しをされるようでありますけれども、こういう話が関係医局の病院関係者でありますとか県にも届いてしまうということは、私にとっては極めて残念な思いであります。

 色々課題はありますけれども、令和元年度の補正予算も最終段階を迎えるわけでありますし、しっかりと対応していくところであります。

案件

市議会12月定例会 提出議案概要説明

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