定例会見(令和4年11月22日開催)

更新日:2023年03月31日

日時:令和4年11月22日(火曜日) 午後3時30分~
場所:高島市役所新館3階会議室7
 

報道機関各社におかれましては日頃から高島市の情報発信をしていただき、地域の振興につなげていただいていることに改めて感謝を申し上げます。
所感ということで、2点お話をさせていただきます。

高島市議会12月定例会補正予算について

昨日、政府は総額28兆9,000億円の補正予算を閣議決定し、国会に提出されたと伝えられております。県におきましても国の補正予算を精査しながら、コロナ禍の中でとりわけ電気、燃油あるいは諸物価の高騰に対しての支援策について議論されたということも伝えられております。
そのような中で全国の市町村が12月議会で補正予算を編成することになるのですが、国および都道府県等の補正予算に関する情報が伝わってこない中、情報収集をしながら国、県の諸物価高騰に対する支援策と連動、協調しながら予算編成していかなければならず、財政課が編成した12月補正予算の総額や事業ごとの査定をするわけでありますが、全体の制度設計が見えない状況で査定をしなければならないということで、ぎりぎりまで日程を先送りにし可能な限り国や県の予算編成方針あるいは支援策等を分析させていただきました。

現時点で把握しうる国や県の支援策と協調、連携した予算編成をやらせていただいていますが、今後の国会審議等で明らかにされる部分については、必要な場合、3月定例会でも追加提案させていただくかもしれませんし、緊急性が極めて高いものについては会期中、あるいは年明けにも更なる追加補正というのも視野に入れていかなければならないと考えておりますので、議員各位にもご理解をいただくようにとお願いをしてきたところでもあります。
これは致し方ない部分もありますが、国会、県議会あるいは市町村議会で同時期に審議をすることになりますので、もう少しスムーズに情報をいただきたいと思うところでもあります。

コロナの状況について

昨日時点で、市内対象者のうちワクチン接種率は3.7%で少ない数字ではありますが、今の段階で滋賀県全体の接種率とほぼ同じぐらいであり、国全体でも3.8%ぐらいですので概ね同じような接種率で推移している状況です。接種を希望される方には、12月中にも5回目あるいは4回目の接種をしていただけるよう、順次接種券をお送りさせていただいております。

問題はこの12月からで、国では1月にコロナの感染者数がピークを迎えるのではないかと言われており、季節性インフルエンザとの同時流行が懸念されています。その際の対応というのが大きな課題となっています。県では第7波までのコロナの感染状況と、これまでのインフルエンザの流行状況などを勘案して、県内でコロナとインフルエンザが同時流行した場合の最大感染者数を約9,000人台とのシミュレーションもされています。
県内の医療機関の受け入れ可能人数は1日約1万人強でありますので、医療機関としては何とか対応できるだろうと分析をされていますが、心配されるのが年末年始であります。高島市内では歯科医師は当番制で診察をしていただいていますが、通常の診療所等については年末年始は休診されています。
おそらく12月28日から1月3日までの数日間休診となると、その間に発熱した高齢者あるいは基礎疾患をお持ちの方、小学生以下の子どもたちが受診できる医療機関が、高島の場合は現実にないということになります。そのため、現在医師会と調整させていただいており、何とか受診していただける環境を整えていただきたいとお願いをしているところでもあります。

県では年末年始に開院、あるいは当番制で対応いただいた医療機関に対し支援金をお支払いするということも検討されていますが、それも制度がはっきりしない状況でもあります。いずれにしても、コロナのワクチン接種の状況や年末年始の感染状況などを市として見極めながら、必要な対応を講じていかなければならないという課題も目の前に迫ってきているので、県や市内の医師会とも連携を図らせていただきながら対応してまいりたいと考えております。
私からは以上でございます。

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