令和3年3月25日 4月1日付け人事異動に係る市長会見

 今日は、来る4月1日の新年度におけます新しい人事の体制について、本日、職員の皆さんに内示をさせていただきましたので、その概要についてご報告をさせていただきます。

 令和3年4月1日は、私にとりまして事実上3期目の新年度が始まるわけであります。併せて、市ですでに策定をしております「高島市総合計画」の中間年を迎え、第2期の地方創生の総合戦略もスタートして2年目を迎えます。また、高島市の様々な基盤整備、例えば、国道161号線の整備案件でありますとか、2024年を目途に進められております北陸新幹線敦賀駅の開業がございます。
 そして、懸案でありました会員制リゾートホテルにつきましては、現在、設計の変更作業をされており、年内には変更後の関係法令に基づく許認可の申請手続き等が進められ、来年以降になると思いますが、いよいよ現場着工でありますとか、高島市を取り巻く様々な環境が大きく変わろうとするプロジェクトが多数ございます。
 また、令和7年には国スポ・障スポの開催でありますとか、同じく大阪万博がその時期に開催されるといった市内外で様々な一大イベントやプロジェクトが動きつつあるということで、それらを見据えた人事ととらえていただければと思います。さらに、コロナ禍の体制で、3月15日から医療従事者の接種を始めさせていただいてもおり、その後、ワクチンが配分され次第、一般市民の方々にもワクチン接種が円滑に受けていただけるような体制を整えているところでもありますので、そういう要素を加味しながら人事の異動内示をさせていただいたところでもあります。

 今回の異動規模は351人ということで、これは単に同じ職場で昇任をされた職員もおりますので、実際の移動は269人ということで、前年度と比較しましてもほぼ例年並みの人事異動の規模となっております。

 重点事項につきましては、昨年、国からコロナに係る一人あたり10万円の特別定額給付金等がございましたので、その対策室を設置しておりましたが、これは令和2年度限りをもって廃止とし、事務的なものは総務課に引き継ぐことといたします。

 2点目は、幼稚園と保育園が併設しているこども園につきまして、幼稚園を廃止にし認定こども園化させていただくというものです。

 3点目は、高島市民病院に隣接しています介護老人保健施設「陽光の里」を市民病院と統合させていただき、サービス水準の向上や経営の効率化を目指すものです。

 4点目は、国スポ・障スポの令和7年開催に向けて、これまで準備室だったものを推進課に改称をさせていただくものです。

 その他、コロナワクチン対策室については、引き続き国・県と連携してまいります。

 また、女性職員の管理職への積極的登用についてでありますが、令和3年4月1日現在の病院、消防、陽光の里を合わせた職員数は897人になります。そのうち女性職員数は404人で全体の45％となっており、これまでから女性管理職の登用に意を用いてきたところであります。
 令和3年度につきましては、管理職に占める女性の割合が34.7％と昨年より数値のうえでは1.7ポイントほど減少しておりますが、退職される方もいらっしゃることからやむを得ない状況となっております。
 いずれにいたしましても、今後も各部門において女性管理職の登用に努めてまいりたいと考えております。

 最後に人事交流の推進と事務事業の所管替えについてでありますが、新年度は引き続き県への人事交流に努めていくこととし、また、これまで政策部の企画広報課で所管をしておりましたマイナンバー制度事務を情報政策課に移管をさせていただくというところであります。

 以上、簡単ではございますが、今回の4月1日付けの人事異動の概要とさせていただきます。