記者会見(平成29年8月3日)「朽木浄化センターにおける汚泥流出事故と対応について」WEB市長室

更新日:2023年03月31日

日時:平成29年8月3日(木曜日) 午後2時~
場所:高島市役所 2階 会議室

 7月23日(日曜日)午前9時30分頃、地域住民の方から「朽木浄化センターの下水処理水の放流水路(農業排水路)から異臭がする」との連絡を受け、現地を確認したところ、一部汚泥が流出・沈殿していることが発覚いたしました。その後、現地において、放流水路に沈殿している汚泥の除去、一級河川安曇川への流出を防止する応急対策等を講じますとともに、原因究明や水質検査等を行ってまいりました。これまでに採取いたしました放流水ならびに一級河川安曇川の水質検査結果は、いずれも基準値内の水質を維持し、特段の問題は生じていないことを確認しております。

 これまでの調査から、本事案の原因は二つあり、一つ目は、毎月の水質検査において、施設への汚水受入れの水質基準のうち、浮遊物質量(SS)や生物化学的酸素要求量(BOD)等の基準が平成23年頃より施設管理基準を超過していたにも関わらず、原因究明や具体的な対応を講ずることなく、今日まで放置してきたことにあります。二つ目は、砂ろ過設備など施設の一部の機械が故障し、機能不全の状況にありながら、改修等の必要な措置を講じてこなかったことも原因であります。

 このようなことから、処理しきれなかった浮遊物質が長い時間の中で一級河川安曇川に流出することなく、放流水路の底部に沈殿していたと推測しております。

 これまでから事務事業の徹底した見直しや、3年前に発覚いたしました環境センターのダイオキシン類超過事案の教訓が未だ生かされることなく、このような事態に至り、極めて断腸の思いであります。

 これからの対応につきましては、必要な改修を急ぎますとともに、流入する汚水の水質基準の超過原因や場所を特定し、必要な対応を講ずるよう指示をしているところであります。今後こうしたことがないように引き続きしっかりと対応してまいりたいと考えております。今までの教訓が生かされず、徹底してこられなかったことに対しまして、市民の皆様に心からお詫び申し上げます。

この記事に関するお問い合わせ先

〒520-1592
高島市新旭町北畑565
電話:0740-25-8000
ファックス:0740-25-8101
秘書課へのお問い合わせ