市長記者会見(平成29年3月3日開催)「平成29年度補正予算(政策予算)等について」WEB市長室

更新日:2023年03月31日

日時:平成29年3月3日(金曜日) 午後3時30分~
場所:高島市役所 2階 会議室

政策予算

 この3月議会は議会開会時に上程した骨格予算でいくのが通例ですが、政策予算が6月議会の上程になりますと、議決、執行が7月以降となり、4月から6月の3ヶ月間、政策的な事業が実施できないという状況になります。このため、1月29日の市長選挙・市議会議員選挙が終わりましてから、ただちに政策予算の編成作業を行いまして、必要な指示もしながら、この3月議会に追加という形で提案させていただく運びであります。

 平成29年度の政策予算は、私のこれからの新しい4年間の未来政策に関連する予算の初年度ということになります。具体的には庁舎の増改築などその他の予算も計上させていただきました。追加提案の一般会計の総額は50億8千300万円、骨格予算と合わせまして結果的に平成28年度予算より一般会計ベースで0.3%増となります。一般会計の予算総額は約281億6千万円、合併後最大規模の予算となりました。

産婦人科の診療体制

 2月28日の高島市議会において、所信表明で述べさせていただきましたように、高島市民病院の産婦人科医師が今年度末をもって退職するという話が市民の間に伝わっておりますが、その対応を昨年から高山病院事業管理者と協議を重ねてきました。産婦人科医師は勤務が24時間体制で厳しい仕事であるなど様々な条件が重なり、どこの自治体でも確保が難しい状況であります。高島市民病院も、かつては産婦人科医師が不在の時期もありましたが、現在の医師に着任いただきまして、これまで何とか産婦人科医の継続診療、行政サービスを提供してきました。しかしこのたび病院内の様々な事情で退職の意向が表明されましたので、その後、医師確保について今まで大変苦心をしてきたところであります。このままいくと1年間の診療閉鎖はやむを得ないという事態にも至ったところでありますが、昨年から何度も協議を重ねてきた滋賀医科大学から、2月28日頃に何とか派遣をしようというお返事をいただいたところであります。4月から常勤医師1名、非常勤医師1名(交代制)を派遣いただき、何とか一定、従前の体制が整うようになったかなと安堵しているところであります。しかし、この体制はあくまで緊急避難的に滋賀医科大学のご理解、ご協力を得て整ったわけでありますので、平成30年4月からの常勤医師については、もう一度どのような医師に来ていただくか検討させていただきます。

訪問リハビリにかかる利用者負担の請求誤り

 高島市民病院で、介護報酬の負担金の徴収を本来は1円単位ですべきところを、医療費負担金と同様に10円未満で四捨五入するというシステムで計算をしており、それが利用者のご指摘で判明いたしました。平成21年4月に介護報酬が改正され、医療費負担金と10円未満の取り扱いが異なることになったにも関わらず、介護報酬の負担金を、医療費負担金の請求システムで処理してしまったことが原因であります。超過して請求した分のうち、すでに納入していただいた方は平成21年4月から平成29年1月までの期間に34人おられ、合計10,634円で、この方々については返金対応をさせていただきます。逆に請求不足の方は3人いらっしゃいまして合計495円になり、2年分に遡って請求するという対応をさせていただきます。

Wings for Life World Run(ワールドラン)

 高島にとって残念なお話でありますが、2月15日付でレッドブルジャパンから日本での開催を見送りたいという通知が届きました。昨年からレッドブルジャパンとの協議を重ねてきたところでありますが、開催されている世界33か国の他の地域では比較的右肩上がりで参加者数が増えているものの、日本だけが参加者数1回目1,983人、昨年1,630人と300人あまり減少しており、オーストリアのレッドブル本社で日本開催は少し見送りたいとの意向がレッドブルジャパンに昨年秋に届きました。真意を確かめるべく教育委員会の担当職員がレッドブルジャパンを訪問し、確認してまいりましたが、やはり参加者が少ないという理由から日本開催は見送りにいたりました。これはある意味日本の特殊事情でやむを得ない部分がございます。開催日時が5月の日曜日で、今年もすでに日時が決まっておりますが、ゴールデンウィークの最後の日曜日、オーストリアの現地時間で11時に、日本では20時スタートになります。そうしますと、参加者はゴールデンウィークの最後の日曜日の夜間に全国各地から参加をいただくことになります。翌日が連休明けの月曜日となりますので、仕事がなかなか休めないという事情もあるようで、どうしても参加者が少なくなってしまいます。このようなことから、レッドブルとしては日本の開催は見送らざるを得ないということが決定されました。ただ将来的にどうされるかはこれからに委ねられることになりますが、まずは当面見送らざるを得ないという状況であります。

この記事に関するお問い合わせ先

〒520-1592
高島市新旭町北畑565
電話:0740-25-8000
ファックス:0740-25-8101
秘書課へのお問い合わせ