市長記者会見(平成27年4月13日開催)「住民投票の結果を受けて」

更新日:2023年03月31日

日時:平成27年4月13日(月曜日) 午前10時~午前10時40分~
場所:市役所3階会議室

 平成27年4月12日に実施された高島市庁舎整備に関する住民投票の結果を受けて、市長が出席し、記者会見を行いました。
 会見の冒頭に、市長から所感が述べられました。

市長所感

 開票確定が出てからコメントを出させていただきました。そのコメントとの重複がありますが受け止め方を説明させていただきます。

 投票率について、前回の県会議員選挙を1ポイントほど上回りました。今回の統一地方選挙における全国の投票率が戦後最低の数値で、平均が46%という中で、高島市は67%台をキープし、およそ全国平均を20%台上回る高い投票結果となりました。

 その背景には、今回の庁舎整備に関する住民投票が市民の皆さまの一つの関心の表れではなかったかと受け止めています。

 その中で61.11%という有効投票の2/3を超える皆さまが、新旭庁舎の改修および増築を支持して頂いたという風に受け止めさせていただいており、今回の住民投票によって、高島市の庁舎問題について、市民の皆さまの民意が明らかにされたのではないかと受け止めているところでもあります。

 このことからできる限り速やかに、市議会とも相談させていただきながら、臨時議会の招集をお願いして、これまでに二度否決されて参りましたけれども、三度((みたび))、庁舎の位置に関する条例の一部改正を提案させていただきたいと考えています。

 一方、開票結果で無効投票数が1,275票あり、その内の約半数が白票であったということを捉えると、その真意の程は推測ではありますが、一つには、市なり市議会なりがしっかりと議論して決めるべきテーマではないのかという意思の表れではないのかという風に捉えます。

 更には、一昨年、市政モニターに庁舎問題についてご意見をいただきましたところ、中には、庁舎問題そのものが果たして必要なのかといったご意見をお持ちの方もいらっしゃいました。

 よって、無効投票の中には、庁舎整備の是非そのものについてのご意見もあったのかなとそういう受け止め方もさせていただいております。

 さらに、今津町への新築移転についても約30%を超える方が選択をされました。これまでから申し上げておりますように、合併協定の中で様々な議論やご苦労をいただいて合併協定の調印に漕ぎ着けていただいたそのご苦労は私も十分に理解しているところですし、合併協定の重みについても非常に重いものであると、十分に認識をしています。

 しかし、これからの高島市の将来を考えた場合に、この10年の間に私たちを取り巻く環境は大きく変化しておりますし、人口減少であったり、厳しい財政状況であったり、更に医療・福祉の充実といった、これからの将来にむけた課題が山積しています。

 そういう中でこれまでの市政運営の中で見直すべきは勇気をもって見直し、より良い将来につなげていくことが、私ども市政を預かっているものの役割であり責任ではないのかと、今でもそういう認識には変わりがありません。そういう意味から今津町今津に新築移転を選択された、8,692票を投じられた市民の皆さんには、今後様々な政策を通じ、私の主張する将来についてしっかりと責任をもって対応し、そうした政策を通じて説明をし、ご理解を頂くように努めていきたいと考えています。

 所感として以上のように考えています。

参考

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