市長記者会見(平成27年4月27日開催)「第2回高島市議会臨時会の結果を受けて」

日時：平成27年4月27日（月曜日） 午後1時50分～

場所：市役所2階会議室

 平成27年4月27日に開催された第2回高島市議会臨時会の議決結果を受けて、市長が出席し、記者会見を行いました。

 会見の冒頭に、市長から次のとおり所感が述べられました。

 閉会時のあいさつの原稿をお配りしておりますので、今回、三度になりますが、住民投票結果を受けながらも否決されたということについての所感に代えさせていただきたいと思います。

 本日、ご提案申し上げました「議第54号 高島市役所の 位置を定める条例の一部を改正する条例案」につきましては、三度の否決となり、これほどまでに民意が明らかであるにもかかわらず、私自身最後まで市議会の良識と皆様の信念を信じておりましたが、この結果は全く信じられず言葉もありません。

 去る3月27日に市議会ご自身で議決いただきました「高島市庁舎整備に関する住民投票条例」に基づき執行いたしました住民投票結果は、有効投票の3分の2を超える有権者の皆様が「現新旭庁舎の改修および増築」を支持いただき、その結果に法的拘束力はないとは言え、条例第15条には、市議会は住民投票の結果を尊重しなければならないと規定されております。

 これまで二度にわたる否決の際には、環境センターの問題が未解決の状況では庁舎問題どころではないでありますとか、あるいは庁舎問題についての議論が不充分などの反対するための反対意見を一部議員の皆様から聞いてまいりましたが、環境センターは既に解決の道を歩みはじめ、また議論が不十分との意見につきましては、議論を深めるのは市議会の役割そして権能であり、まさに2元代表制の元で各市議会議員ご自身の果たさなければならないその責任と役割であります。その上で、議論が不十分とのご意見は本末転倒であります。

 賛成いただけなかった廣本議長はじめとした議員の皆様は、将来に向け一体、何を守ろうとされているのか、私には到底理解し得ないものであります。

 今回の議決内容は、住民投票に参加いただき、そしてそのご意思を市政に届けていただいた多くの民意を愚弄するのと同時に、民主主義を冒とくし、市政の歴史に大きな汚点を残す結果となりました。

 市政をお預かりする立場の者として、住民投票にご協力いただき、そして民意を市政にお届けいただきました大変多くの市民の皆様に対しましては、本当に申し訳なく、私の力不足でありました。

 以上、高島市議会第2回臨時会の閉会にあたりましてのごあいさつとさせていただきます。