令和3年5月

令和7年度に滋賀県で開催される、第79回国民スポーツ大会・第24回全国障害者スポーツ大会まであと4年となりました。大会の開催を契機に、競技力の向上だけでなく、市民の皆さんのスポーツへの関心を高め、健康増進や体力向上が期待されます。こうした意義ある大会を成功に導くため、市民・関係団体・行政からなる高島市準備委員会の設立に向け発起人会を開催いたしました。

オリンピックの聖火が京都府から滋賀県に引き継がれ、本市のマキノピックランドから県内の聖火リレーがスタートしました。聖火リレーの実施方法については、新型コロナウイルス感染症の状況を踏まえ無観客での開催をお願いしてきたところであり、こうした意をお汲み取りいただいたうえで実施できたこと、そして聖火リレーの実施にあたり関係者の皆様のご協力、ご尽力に心から感謝を申し上げます。

本協議会では、平成27年から「実践型地域雇用創造事業」を推進し、高島市の課題である若年層の流出を防ぐため、魅力ある雇用の場の創出と人材育成による地域雇用の拡大を目指してまいりました。現在、新たに国の採択を得るべく取り組みを進めておりますが、この事業の推進には本協議会と地域の関係団体が一体となることが大変重要であり、市も本協議会の構成団体の一員として、精一杯、事業の推進に取り組んでまいる所存です。

高島総合家畜市場運営協議会の早川会長とともに、県内の将来にわたる畜産振興のため、計画的な高島総合家畜市場の施設整備の実施と、新たな家畜市場が整備されるまでの間の高島総合家畜市場施設の改修整備等について適切に対応いただくよう要望活動を行いました。

今年は例年より早い梅雨入りとなり、長雨や豪雨による風水害や近い将来に発生が心配される南海トラフ地震、琵琶湖西岸断層を震源とした地震など、高島市でもいつどのような災害が発生するかわからない状況であります。委員の皆様にはこうした状況を踏まえ、高島市地域防災計画の改定についてご審議いただいたほか、高島市水防計画の改定に伴う報告および、令和3年度に行う主要な防災関連事業についてご協議いただきました。

好きなスポーツを定期的に楽しみ、生きがいのある生活を送ることは健康寿命の延伸に効果が期待されています。感染症予防のためマスクの着用や手指の消毒を行っていただくなど、従来どおりの実施というわけにはいきませんが、コロナ禍で運動の機会が減少する中、これらの対策を十分に講じたうえで、これからも適度な運動習慣を無理せず続けていただきたいと思います。

知事から呼びかけがあった高齢者向けワクチン接種促進に向けた意見交換会に参加しました。高齢者へのワクチン接種を7月末までに終えることに対する課題を整理し、各首長から県や国に対する要望を行いました。その他の項目として、私からは5月末に高島市をスタートする、県内での聖火リレーのあり方について問題提起をさせていただきました。

当協会に参画いただいている市内の306事業所の会員様には、事業所の防火意識の高揚をスローガンに、事業所および地域の安全、災害防止の充実に取り組まれていることに感謝申し上げます。市におきましても、自主防災組織の育成・強化をはじめとした地域防災力の向上や、災害発生時に必要となる物資の備蓄や防災施設の適切な維持管理等を行っておりますが、発災時には地域住民、事業所、関係機関等が一体となる必要があることから、これまで以上に皆様との連携強化に努めてまいりたいと考えております。

ごみ処理行政は市民の皆様の日常生活をお支えする最も基本的な行政サービスであることから、新たなごみ処理施設の整備は市にとって最重要課題であると認識しております。8名の委員の皆様には、将来にわたり安全・安定かつ効率的なごみ処理体制を確保するため、高島市の新たなごみ処理施設の建設に関し、それぞれのお立場でご意見をいただければと思います。

大津市のびわ湖大津館で開かれた滋賀県市長会の臨時会に出席しました。年間の行事予定や役員の割振り等を確認した後は、各市で進められているワクチン接種の状況や、聖火リレーの準備状況などについて意見交換を行いました。この日から任期をスタートされた彦根市の和田市長にも初めてお目にかかることができました。

総会では令和2年度の事業報告と歳入歳出決算、および令和3年度の事業計画（案）と歳入歳出予算（案）が示され、滋賀県における道路整備の更なる推進に向けた決議（案）と共に全会一致で承認されました。引き続いて行われた道路行政に関する意見交換会では、会長である草津市長から滋賀国道事務所長に要望書が提出され、話題提供として、滋賀国道事務所長様から防災・減災、国土強靭化に向けた道路の5か年対策プログラムについて説明いただきました。