(趣旨)

第1条　この告示は、要介護被保険者等の一時的な費用負担を軽減するため、高島市介護保険条例施行規則(平成17年高島市規則第87号。以下「規則」という。)第28条に規定する居宅介護福祉用具購入費等および規則第29条に規定する居宅介護住宅改修費等の支給方法の特例として、居宅介護福祉用具購入費等および居宅介護住宅改修費等(以下「福祉用具購入費等」という。)の受領委任払に関し必要な事項を定めるものとする。

(定義)

第2条　この告示において、次の各号に掲げる用語の意義は、それぞれ当該各号に定めるところによる。

(対象者)

第3条　受領委任払により福祉用具購入費等の支給を受けることができる要介護被保険者等は、次の各号のいずれにも該当する者とする。

(事業者の登録)

第4条　受領委任払により福祉用具購入費等を受領するため、市の登録を受けようとする事業者は、介護保険福祉用具購入費・住宅改修費受領委任払事業者登録申請書(様式第1号)により市長に申請しなければならない。

(変更の届出等)

第5条　登録事業者は、事業所の名称、代表者氏名等の第3条に規定する登録申請事項に変更があったときは、速やかに市長に申し出なければならない。

(登録の取消し)

第6条　市長は、登録事業者が次の各号のいずれかに該当すると認めたときは、登録を取り消すことができる。

(承認申請)

第7条　福祉用具購入費等の受領委任払を利用しようとする要介護被保険者等は、福祉用具の購入または住宅改修の施工前に、登録事業者の同意を得たうえで、介護保険福祉用具購入費・住宅改修費受領委任払承認申請書兼受領委任払同意書(様式第4号)により市長に申請し、承認を得なければならない。

(審査および決定)

第8条　市長は、前条の規定による申請があった場合は、その内容を審査し、受領委任払の適否を決定して介護保険福祉用具購入費・住宅改修費受領委任払承認(不承認)決定通知書(様式第5号)により当該申請者に通知するものとする。

(自己負担額分の支払)

第9条　前条に規定する承認の決定を受けた要介護被保険者等は、同条の決定通知書を登録事業者に提示するとともに、福祉用具の購入または住宅改修の施工後、これらに要した費用から福祉用具購入費等の支給相当額を差し引いた額を当該登録事業者に支払うものとする。

(委任状等の提出)

第10条　第8条の規定により承認決定を受けた要介護被保険者等が規則第28条第1項または同規則第29条第1項に規定する申請をする際は、介護保険福祉用具購入費・住宅改修費受領委任払に係る委任状(様式第6号)、第8条の決定通知書の写しおよび前条第2項の領収書を添付書類に加えて市長に提出しなければならない。

(代理受領)

第11条　登録事業者は、前条の申請によって規則第28条第2項または同規則第29条第2項に規定する支給の決定を受けた要介護被保険者等が支払うべき福祉用具の購入または住宅改修の施工に要した費用のうち、福祉用具購入費等として当該要介護被保険者等に対し市から支払われる額の限度において、当該要介護被保険者等に代わり支払を受けることができる。

(返還)

第12条　登録事業者が偽りその他不正の手段により福祉用具購入費等の支払を受けたときは、当該福祉用具購入費等に係る支給決定を取り消し、その全部または一部を返還させることができる。

(補則)

第13条　この告示に定めるもののほか、福祉用具購入費等の受領委任払に関し必要な事項は、市長が別に定める。