薬剤センター

更新日:2023年01月11日

薬剤センター概要

 日々進歩していく医療の中で薬剤師は、「薬の専門家」として重要な役割を担っています。当院では、24時間体制で常勤薬剤師10名、非常勤薬剤師1名、薬剤助手2名で業務を行っており、これまでよりさらに安全で質の高い業務を展開できるよう取り組んでいます。

業務紹介

  • 調剤・注射業務
     医師の処方せんに基づき、用法用量・相互作用・アレルギー・薬歴・各種検査値などをチェックし、調剤を行っています。(当院では平成12年11月より院外処方せん発行しています)
  • 病棟業務
     全病棟に担当薬剤師を配置し、服薬指導・持込薬の管理等に加え、投与医薬品の妥当性を検討し、医師へ投与医薬品を提案する等、入院患者様に適正な入院生活を提供し、早期退院実現の一翼を担っています。
  • TPN(高カロリー輸液)業務
     入院患者様の中心静脈栄養に用いる高カロリー輸液は、細菌汚染や異物混入を防ぐため、薬剤師が クリーンベンチ内で無菌調剤を行っています。
  • 抗がん剤の無菌調製業務
     院内で使用される抗がん剤は、すべて薬剤師が無菌的かつ暴露防止を目的とした安全キャビネット内で調製するため、患者様はより安心・安全に化学療法を受けていただけます。
  • DI(医薬品情報)業務
     医薬品情報の収集・整理・保管を行い、スタッフならびに患者様に情報を提供し、安全で適切な薬物療法の支援をしています。また、医薬品による有害事象が発生した場合、独立行政法人医薬品医療機器総合機構に報告し、スタッフに対して情報を提供しています。
  • 薬品管理
     医薬品の採用登録、発注・購入、病棟配置薬の管理、期限チェック、棚卸業務などを行い、院内医薬品すべての在庫管理を行っています。また災害拠点病院として、非常時に必要な医薬品を正確かつ速やかに供給できるよう製薬会社や薬品卸との連携の強化を図っています。
  • 他の医療機関との連携
     情報交換、診療時間外の窓口として医師と調剤薬局・患者様との調整や調剤薬局との合同研修会等を行っています。また、高島市内の医療機関の薬剤部門との連携も始まり、地域連携を深めています。
  • 研修・教育
     滋賀県病院薬剤師会の会員として、県内外の研修・勉強・講演会に参加し、最新の医療や薬剤に関する情報収集を行っています。院内では、毎週水曜日に勉強会を行っています。 また薬学部5年生を対象に、大学と連携して11週間にわたる薬学部実務実習生を年に3回受け入れており、薬剤師の育成にも力を注いでいます。
  • チーム医療
     化学療法、NST、褥瘡回診、院内感染対策、CST、緩和ケアなどのチーム医療へ参画し、薬の専門家として各チームに関わっています。

 今後も薬剤業務を充実させ、患者様に薬を通してよりよい関わりが持てるよう、知識と技術を磨いていきます。

この記事に関するお問い合わせ先

〒520-1121
高島市勝野1667
電話:0740-36-0220
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