消化器外科

更新日:2024年05月07日

武田病院長の顔写真
  • 氏名:武田 佳久(医学博士)
  • 役職:病院長
  • 出身大学・卒業年:京都大学医学部・平成2年卒
  • 資格(認定医・専門医・指導医など):
    • 日本外科学会 外科専門医、指導医
    • 日本消化器外科学会 消化器外科専門医、指導医
    • 日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
    • 臨床研修指導医

 

中島医師の顔写真
  • 氏名:中島 研郎(医学博士)
  • 役職:科長
  • 出身大学・卒業年:京都大学医学部・平成6年卒
  • 資格(認定医・専門医・指導医など):
    • 日本外科学会 外科専門医
    • 臨床研修指導医

 

千野医師の顔写真
  • 氏名:千野 佳秀(医学博士)
  • 役職:(兼務、本務は総合診療科副科長)
  • 出身大学・卒業年:滋賀医科大学医学部・平成4年卒
  • 資格(認定医・専門医・指導医など)
    • 日本外科学会 外科専門医・指導医
    • 日本内視鏡外科学会 技術認定医
    • 日本消化器外科学会 消化器外科専門医・指導医
    • 日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
    • 日本消化器内視鏡学会 消化器内視鏡専門医
    • 緩和ケア研修会 修了

 

渡邉医師の顔写真
  • 氏名:渡邉 武志(医学博士)
  • 役職:部長
  • 出身大学・卒業年:大阪市立大学医学部・平成7年卒
  • 資格(認定医・専門医・指導医など):
    • 日本外科学会 外科専門医、指導医
    • 日本消化器外科学会 消化器外科専門医
    • 日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
    • 日本医師会 認定産業医
    • 臨床研修指導医

 

山岡医師の顔写真
  • 氏名:山岡 竜也(医学博士)
  • 役職:部長
  • 出身大学・卒業年:香川大学医学部・平成17年卒
  • 資格(認定医・専門医・指導医など):
    • 日本外科学会 外科専門医
    • 日本消化器外科学会 消化器外科専門医
    • 日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
    • 臨床研修指導医
高橋医師の顔写真
  • 氏名:高橋 有和
  • 役職:部長
  • 出身大学・卒業年:琉球大学医学部・平成20年卒
  • 資格(認定医・専門医・指導医など):
    • 日本外科学会 外科専門医
    • 日本消化器外科学会 消化器がん外科治療認定医
    • 臨床研修プログラム責任者
    • 臨床研修指導医

 

 

日本外科学会 専門医制度修練施設(指定施設)
日本消化器外科学会 専門医制度修練施設(認定施設)

食道癌

 食道癌の手術は、平成24年度より当院でも開始しており,治療は食道癌治療ガイドラインに則して行っております。具体的には、手術の対象となるStage1の場合には手術を先行して、Stage2、3の場合には抗がん剤を用いた化学療法を先行してから根治手術を行います。
 手術の対象とならない食道粘膜内にとどまった内視鏡的粘膜切除可能な症例では内視鏡的切除、心臓や大血管に浸潤しているが疑われる高度進行症例については化学放射線療法が適応となりますが、当院での治療が困難なため、治療経験の豊富な他施設へ紹介させていただいております。

胃癌

 胃癌に対しては、日本胃癌学会から公開された「胃癌治療ガイドライン」に基づく治療を行い、治療成績の向上を目指しています。早期の胃癌に対して、消化器内科と連携し胃カメラでの治療(ESD)や内視鏡外科での腹腔鏡下手術を第一選択としています。進行癌に対しては、手術治療と術前や術後に抗がん剤を組み合わせた治療を行っており、切除においては原則腹腔鏡手術で行っています。切除不能な高度進行癌に対しても、オプジーボを含む抗がん剤治療を積極的に行っていますが、症状緩和のための切除やバイパス術を行ったり緩和ケアを早期に導入するなど、診断から治療および術後のフォロー、終末期のケアまでシームレスな診療を目指しています。

結腸・直腸癌

 原則として大腸癌治療ガイドラインに準拠した治療を行っています。内視鏡治療から手術また化学療法を用いた集学的治療まで、状態に応じた治療方法を提示し、患者様と一緒になって治療方針を決定しています。
 外科的切除においては、原則腹腔鏡手術を行っています。腹腔鏡手術は開腹手術とくらべて創が小さく術後の痛みが少ないなどの利点があり、早期回復、退院が可能です。また肛門に近い下部直腸癌に対しても、可能な限り人工肛門造設を避け肛門機能温存に努めています。
 転移や再発を伴った大腸癌でも切除可能であれば、積極的に外科的切除を行っていますが、切除困難な場合は抗がん治療を行います。当院では外科化学療法室を設置しており、外来通院で抗がん剤治療を行うことができます。医師、薬剤師、看護師が副作用をはじめとした抗がん剤治療に関わり、安心して治療が受けられるように努めています。

肝癌

 肝細胞癌に対する治療は血管塞栓治療、ラジオ波焼灼術、抗がん剤治療などの内科・放射線科治療とともに外科的切除が治療の柱となります。当院でも適応のあるものに対しては積極的に肝切除術を行っています。
 大腸癌の転移性肝癌においても肝切除で根治が期待できる場合には積極的に手術治療を行います。当初手術の適応とならない肝転移に対しても抗がん剤治療を積極的に行い、可能となれば切除の検討をしております。

膵・胆嚢胆道癌

 切除可能な膵臓癌では、原則術前化学療法を行った上で膵頭十二指腸切除や膵体尾部切除を、胆嚢・胆管癌では肝切除、胆管切除あるいは膵頭十二指腸切除を併施して、可能な限り切除を行っています。一方、切除不能症例に対する抗がん剤療法も積極的に行っています。

胆石症・胆嚢炎

 消化器内科との協力により、総胆管結石に対しては内視鏡的採石術、胆嚢結石に対しては原則として腹腔鏡下胆嚢摘出術を標準術式としています。内視鏡的採石術が困難な総胆管結石については、開腹または腹腔鏡下採石術を行います。緊急症例や強度の胆嚢炎症例に対しても可能な限り腹腔鏡にて行っております。

鼡径・大腿ヘルニア

原則腹腔鏡下ヘルニア修復術を標準術式としています。また全身麻酔にリスクのある方は、腰椎麻酔下にメッシュを用いた術式も行っております。

痔核・痔瘻・直腸脱

 内痔核に対しては可及的に保存的治療を心掛けております。手術加療も行っておりますが、現在硬化療法が主流となっております。当院では硬化療法は行っていないため、希望のある方はマキノ病院に紹介させて頂いております。
 痔瘻に関しては単純痔瘻に関しては当院で切除を行い、複雑痔瘻については肛門外科のある病院に紹介させて頂いております。
 直腸脱については、全身麻酔下に腹腔鏡下固定術を基本としておりますが、高齢者の症例が大部分であり手術侵襲を考慮し、腰椎麻酔下にGant-三輪変法も行っています。

緩和ケア外来

 緩和ケア外来では、がんをはじめとする病気にともなう苦痛(痛みなどのつらい症状をはじめ、今後の不安、療養上の気がかりなど)をやわらげることを目的としています。緩和ケアチームの医師、看護師、薬剤師等が連携して患者様やご家族の苦痛緩和にあたります。

受診方法

当院に通院中の患者さま

 各診療科の担当医に、受診したいとの希望をご相談ください。受診手続きをさせていただきます。

他病院・診療所に通院中の患者さま

かかりつけ医にご相談ください。
他病院・診療所から当院の地域医療連携室(電話 0740-36-0220, ファックス0740-36-2227)に
連絡していただければ、手続きをさせていただきます。
(注意)受診時に紹介状が必要となります。

NCDによる外科系施設における外科症例のデータベース事業

 平成23年5月1日より、一般社団法人National Clinical Database(NCD)による、日
本全国の外科系施設における外科症例のデータベース事業へ参加しています。
本事業の詳しい内容はNCDのホームページをご覧ください。

NCD(NCDのサイトへリンク)

 NCDのホームページは左記からアクセスしてください。

この記事に関するお問い合わせ先

〒520-1121
高島市勝野1667
電話:0740-36-0220
高島市民病院へのお問い合わせ