ご挨拶

更新日:2024年04月01日

西川病院事業管理者

病院事業管理者 西川彰

 令和6年4月1日付で高島市病院事業管理者を拝命いたしました。
 当院は、平成24年の新病院竣工にあわせて名称を高島市民病院に変更し、高度な専門医療はもとより小児医療や周産期医療、救命救急や災害医療など自治体病院が担うべき政策的医療をさらに推進させております。
 現在24診療科目210床を有する地域の中核病院として、市民の皆様、地域の医療関係者の皆様との密接な連携のもとで地域医療に尽力してまいりました。今後も、武田病院長をはじめとして全職員が力を合わせて当院の発展のために努めていく所存です。
 当地から輩出された近江商人は『三方よし』という経営の行動哲学を残されています。この「売り手よし、買い手よし、世間よし」という考え方は、病院経営にも当てはまるものです。患者様が満足する医療を提供し、それが地域医療という世間の満足につながること、さらにそれが、安定した経営につながり職員がやりがいをもって働けるという、三方それぞれの満足をめざすことが自治体病院の使命であると思っております。
 高齢化等にともない医療と介護を一体的に提供するニーズがますます高まる中で、平成29年にへき地医療を担う朽木診療所を病院事業に組み入れ、令和3年には介護老人保健施設陽光の里を病院事業に統合してきました。さらに令和6年4月からは高島市訪問看護ステーションを統合し、医療と介護、在宅療養支援の一体的な運営を行う環境を整えました。
 今後とも、患者様やご家族に安心して頂ける医療の提供ができる病院、健康に関するいろいろな問題で市民の皆様に頼りにして頂ける病院であり続けるよう、職員が一丸となって頑張って参ります。そのためには、地域の医療機関や行政との密な関係は欠かせないものでありますし、また職員が誇りをもって働ける環境も大切であります。皆様のご意見やお知恵を拝借しながら、よりよい病院を目指して参ります。

武田病院長

病院長 武田 佳久

 令和4年4月1日付けで病院長の職を拝命いたしました。
 当院は湖西医療圏の中核病院であります。様々な医療の中でも特に当院の主な使命として、がん治療、救急医療、感染症治療、周産期医療、予防医療、災害医療について湖西医療圏の中心的な役割を果たすことと考えます。
 がん治療では滋賀県地域がん診療病院として手術、化学療法、緩和ケアといったがんの集学的治療に取り組んでおり、救急医療では救急センターにて内科系医師、外科系医師、救急専門医が24時間救急患者を受け入れております。また新型コロナウイルス、インフルエンザといった市中感染症はもとより、結核などの伝染性感染症、肺炎、尿路感染、胃腸炎など小児も含めた様々な感染症治療に対応しております。周産期医療に関しては24時間分娩可能な体制を整えております。予防医療としては、検診センターにて市町村や職場の集団検診のみならず予防接種なども行なっております。最後に災害医療について申し上げますと湖西地方は地上でのその美しい景観とは正反対に、地下では琵琶湖西岸断層帯や花折断層帯が走っていると言われており、国内のたくさんの地域と同じように地震災害の発生する可能性があります。そのため当院では災害派遣医療チームを中心に定期的に研修、訓練を行って大規模災害に備えております。
 すべての医療はたゆまなく進歩、変革を続けております。一方では人手人材の不足、医療安全、働き方、労働環境、接遇などといった問題も枚挙に暇がありません。こういった状況の中でも当医療圏の中核病院としての役割を果たすべく、様々な問題に真正面から向き合い、研鑽を積んで当院で行うべき医療の発展に寄与していきたいと考えております。

この記事に関するお問い合わせ先

〒520-1121
高島市勝野1667
電話:0740-36-0220
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