戦国の山城めぐり
田屋城跡
田屋城跡 主郭
田屋城跡 遠景
田屋城は、北陸道と知内川に沿って若狭に至る街道を見下ろす「城山」と呼ばれる標高約320メートルの丘陵の尾根先端に位置し、海津衆の田屋氏の城と伝えられています。
城は堅固な土塁で囲まれた6つの曲輪で構成されています。ふもとから急な坂道を上りきると、南東の曲輪側面の大手口に至ります。この部分に櫓台を設け、さらに曲輪の土塁を屈曲させた枡形虎口をつくり、横矢がけを意識した堅固な造りとなっています。また、城の斜面には多数の堅掘を配し、攻め手の横の動きを封じています。
城内に入ると広い曲輪が連続し、曲輪群の北奥には、主郭と考えられるひときわ高い土塁で囲まれた曲輪があります。この曲輪にも大手口と同様に、土塁を屈曲させた枡形虎口を設けています。
主郭の背後には、県下の城郭でも最大級の堀切を設け、背後の曲輪と画しています。城の南と西斜面に施された竪堀は、他の遺構と規模の違いが認められ、元亀・天正年間に改修されたものと推定されています。
また、賤ケ岳合戦に備え、秀吉の命をうけた丹羽長秀によって修復された可能性も指摘されています。
出入口(獣害柵の扉を開けたら必ず閉めてください。)
アクセス
- JRマキノ駅から予約集合タクシーで森西下車、 出入口まで徒歩約5分
- JR近江中庄駅から予約集合タクシーで森西下車、出入口まで徒歩約5分
予約タクシー時刻表(マキノ南西部線)
西山城跡
西山城跡 枡形虎口
西山城跡 のろし台
西山城は、朽木氏の居城である朽木城(現在 朽木陣屋跡)背後の標高約356メートルの西山と呼ばれる山上に位置しています。朽木城の詰城とされ、若狭街道と琵琶湖方面の街道を俯瞰できる好位置に立地しています。
遺構は、最高所に主郭がおかれ、その虎口には内桝形の形状がとられています。また、主郭の北側には高さが約3メートルもある馬蹄形の土塁で囲まれた空間があり、のろし台ではないかと推定されています。こののろし台の存在から、この城は、京から越前方面への緊急連絡用の中継地点としての性格が指摘されています。
西山城(位置図・縄張図・模式図) (PDFファイル: 825.9KB)
西山城跡 遠景
アクセス
- JR安曇川駅から江若バス朽木線で朽木グランド前下車、登城口まで徒歩約5分
江若バス時刻表(朽木線)
田中城跡
田中城跡 主郭から琵琶湖を望む
田中城跡 観音堂
田中城は、泰山寺野台地に位置し佐々木田中氏の居城と伝えられています。標高160から220メートルに築かれ、安曇川や鴨川によって形成された高島平野や、琵琶湖を一望することができます。
最高所に位置する平坦地が主郭であり、高い切岸と土塁などが設けられています。また、その北西には、尾根筋を遮断するように堀切が設けられており、城郭の要素をみることができます。
山城から東方に広がる山腹一帯には、天台寺院「松蓋寺(しょうがいじ)」の寺坊跡があり、城郭として利用するための一部が改修されたと推測されています。現在、観音堂のみが残っています。
田中城跡(位置図・縄張図) (PDFファイル: 1.1MB)
田中城跡 登城口
アクセス
- JR安曇川駅から予約集合タクシーで上寺下車、登城口まで、徒歩約3分
予約タクシー時刻表(安曇川駅西部)
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更新日:2026年04月01日