健康・福祉・教育
シリーズ「現場から」その8
登録日:2018年4月23日
子ども未来部 子ども家庭相談課
幼児期に育つ『心』を大切に
~幼稚園の先生からのメッセージ~
最近の子どもたちは、3歳ですでに平仮名が書けたり、ピアノ、スイミング、英語などの様々な習い事をしたり、それも2つも3つも通っていたりと驚いてしまう事があります。子どもが本当に楽しんで、体力的にも無理の無い範囲だったら良いのかもしれませんが、小さいうちから「そんなに頑張らなくても…」と思うことしきりです。
3歳、4歳で、文字が書けても、色々な事が出来ても、しっかりと話すことが出来ても、心はまだまだ3歳、4歳の"幼い心"です。お家の人にいっぱい甘えたいし、抱っこやおんぶもまだまだして欲しいし、お話もいっぱい聞いてほしい年齢です。抱きしめられて、聞いてもらって、うなづいてもらって、そうやって自分を受け入れてもらった経験の積み重ねは、目には見えないけれど心の安定につながります。
忙しい生活の中では、十分な時間が取れないかもしれませんが、幼児期はそんな"心"が育つ大切な時期だという事を忘れないでください。そして、ほんの少しの間で良いので、手を止めて子どもたちの声に耳を傾けてあげてください。いっぱい抱きしめてあげてください。
(幼稚園教諭)
※シリーズ「現場から」のご意見、ご感想をファクスまたは電子メールでお寄せください。
関連情報
関連ディレクトリ
前のページへ戻る ページの先頭へ戻る