健康・福祉・教育
シリーズ「Stop The 暴力」その1
登録日:2018年4月23日
子ども未来部 子ども家庭相談課
配偶者からの暴力で悩んでいませんか
◆「配偶者からの暴力」とは
ドメスティック・バイオレンス(DV)という言葉を聞いたことがありますか?
これは、一般的には夫や恋人など親密な関係にある(過去も含む)パートナーから振るわれる暴力のことをいい、男性から女性だけでなく、女性から男性の場合もあります。内閣府では、人によって異なった意味に受け取られるおそれがある「ドメスティック・バイオレンス(DV)」という言葉は正式には使わず「配偶者からの暴力」という言葉を使っています。
◆暴力の事例
【身体的なもの】
・あたしが、何かいろいろ言った時、締めていたベルトを引っ張って抜いて、そのまま叩かれました。それでベルトのバックルに当たって、頭の上が切れて、3針ぐらい縫いました。
(30代)
【精神的なもの】
・うちの場合は「言葉の暴力」がひどかったのです。私の成育歴や家族のこと、私の実家の仕事のことなどを悪く言ったり、私の欠点について延々と説教するとか・・・。自分が疲れ切って何を言ってるのかわからなくなるまで、子どもも含めて、何時間でも人を拘束して、ひどい言葉を言い続けるということが、しょっちゅうありました。
(50代)
【性的なもの】
・いやな時も強要されて、辛かった。避妊をしてくれないので、ピルを内緒でもらって飲むようにしていました。それでも妊娠して、私が「産みたい」と言った時に、私のお腹をたたいて「堕ろせ」と言われて・・・。
(20代)
資料出所:内閣府「配偶者等からの暴力に関する事例調査」(平成13年)
◆相談してください
平成14年度に内閣府が行った調査では、女性の約20人に1人が生命にかかわるほどの暴力を受けており、被害者は圧倒的に女性が多くなっています。しかし、「助けてくれる人が誰もいない」「いつか変わってくれるから」といった心情や「世間体が気になるから」「子どものために」といった理由で、誰にも相談できず我慢している人も、まだまだおられるのが現実です。
どうか、ひとりで我慢しないでください。諦めないでください。あなたの力になれる専門家と機関があります。一本の電話から始められる穏やかで新しい生活があります。ご相談ください。
シリーズ「STOP THE 暴力」では、配偶者からの暴力について、その特徴や影響、相談先や対応方法を数回にわたり紹介していきます。
相談先
子ども家庭相談課 電話(25)8517、市役所代表 電話(25)8000
または、滋賀県立男女共同参画センター 電話 0748(37)8739
または、滋賀県大津・高島子ども家庭相談センター 電話 077(548)7768
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